なぜ人はやることがないのに遅くまで残業するのか?
会社にいちいち残って毎日毎日残業している人は、暇な人である。
自分でモノを考えることができず、主体的な目標がないから、ダラダラと残って残業するのだ。
どういうことか。
会社が終わった後の個人の時間は、自分の事業を生み出す大切な時間だ。
自分の時間は遊びの時間ではないのだ。
自分の将来の夢のための限られた時間なのだ。
たとえば月に40時間残業していたとする。
一日の労働時間が8時間だとすると、月曜日〜金曜日、まるまる1週間分の労働力が奪われていることになる。
40時間あれば、ブログの記事は40記事も書けるし、小さなアプリケーションはリリースできるかもしれない。
貴重な労働力なのだ。
その貴重な労働力を、裁量労働制の職場などはタダで使われてしまう。
これは時間泥棒とも呼べる行為であり、絶対に許してはいけない。
土日まるまる仕事をしたとしても、実際に稼働している時間は20時間もいかないはずだ。
40時間は、土日2回分、つまり二週間分の休みの労働力をまるまる奪われているのだ。
暇な人は、家で何かをするという意識がないため、会社で過ごす時間に無頓着だ。
僕は1分でも会社で時間を無駄にしたくないと思いながら、お金のために我慢して働いているのだが、
他の多くの人はやることもないのにダラダラダラダラと会社に居残っている。
お前ら、目標はないのか?
会社に居残って、頑張っているアピールするのがお前の人生なのか?
好きで残っているならいい。
会社の仕事に夢を持ち、高い志を持って会社で仕事をこなすのは素晴らしい。
それなら毎日終電まで夢のために頑張ればいい。
でも、会社に遅くまで残っている人の多くは、会社に不満を溜め込んでいる。
いつも辛そうな顔をして、というか、「辛い顔をするために」会社に残っているように見える。
いや、帰れよ。
嫌なら働かなくていいよ。
だって、そんなにやることないじゃん。
仮にやることあるとしても、昼間にどれだけ無駄な会議してるんだよ。
お客さんのためにもならない社内向けの資料に、どれだけ時間を費やしているんだよ。
お前の仕事は何か価値を生み出しているのかよ。
僕が思うに、日本の大企業の多くはもう取り返しのつかないほど病が進行してしまっている。
内部から腐ってきて、四肢がもげ落ちそうになっている。
限界がくるのは5年先くらいだろうか。
普通に考えて、こんな不合理な組織が永続するはずがないのだ。
社員は無気力で、意味のないことばかりやって、変化を恐れ、馴れ合いの会議ばかりで時間を潰している。
どれだけ無駄なことに時間を費やせばいいんだ。
何よりヤバイのは、中で働いている人たちが誰一人として「自分たちが無駄なことをやっている」と気付いていないところだ。
誰もが真面目に働いているつもりで、無駄なことばかりをやっている。
完全に会社に染まっているから、無駄を無駄とも気付かない。
脳みそから腐っているということである。
遅かれ早かれ、こういう組織は滅びるだろう。
自分たちにできることは、早めに脱出するか、自分だけでも生きる術を身に付けておくことである。
今から動かないと間に合わないかも知れない。