副業で稼いでいる人はみんな残業せずにすぐに帰宅している
会社には不動産を持っていますとか、
株で稼いでいます、みたいな人がたまにいる。
そうやって給料以外の収入がある人は皆、残業なんてせずにさっさと帰っている。
なぜだろうかと考えると、彼らには余裕があるからだ。
会社にいるしかない人間は、会社をクビになったら食うことができない。
だから、ご主人様に必死に尻尾を振って、ご機嫌をとって、
「一生懸命がんばっています!」
とアピールしなければならない。
小者が生き延びるには、ご主人様の機嫌を取るしかないからだ。
で、自分が夜遅くまで働いているからこそ、
さっさと帰って別で儲けている人間が気に食わない。
「おれがこんなに苦労しているのに!
なんでさっさと帰るんだ!」
と考えて、さっさと仕事を終わらせて帰る人を攻撃しようとする。
こういう奴は完全に社畜でどうしようもない人間だ。
お前が早く帰れないのは、お前の仕事が遅いからだ。
たくさん仕事がある?
たくさん仕事が降ってくる?
それはお前が仕事を受けようとするからだ。
会社は従業員の時間分目一杯働かせようとしてくるんだから、意識的に調整しないと次々と仕事が降ってくるのは当たり前なのである。
調整しない自分が悪い。
業務量の調整もせずに、
「俺ばっかり大変な思いをしている」
と愚痴り、早く帰る人間を攻撃するような会社員は、端的に言って馬鹿である。
自分が社畜根性に染まっていることにも気付かない愚か者である。
「会社で頑張ることでしか生きられない」
というのは、一種の呪いだ。
この呪いにかかった人間は、会社を基準にすることでしか、人生を考えることができない。
お前、会社に依存しすぎじゃねぇの?
と思っても、それ以外の選択肢が全くないのだ。
選択肢がない、つまり、会社の外で生きていくことを想像すらしないのだ。
給料以外の稼ぎ道をイメージできないのだ。
だから、自分の時間を大切にしない。
給料以外でお金を稼ごうとする者にとって、何より大切なのは自分の時間である。
自分の時間があるから、そこで事業を生み出し、自分の商品を開発し、お金を得ることができるのだ。
自分の時間は絶対に死守しなければならない。
自分の大切な、大切な時間を、会社に奪われるなんて絶対に許してはいけないのである。
社畜には「自分の時間を守る」という発想が全く無い。
ご主人様の言いなりで、自分の時間を捧げ、家に帰ったらダラダラとテレビを見たりスマホゲームをして寝てるだけ。
翌日仕事をして、また帰ってきて、何も成長しない日々の繰り返し。
そんなんだからダメなんだ。
そんなんだからいつまで経っても社畜なんだ。
「社畜」という言葉を考えたのは誰だかわからないが、すごい言葉だと思う。
会社に属する家畜と書いて、「社畜」だ。
ご主人様に餌をもらわないと、生きていくこともできない。
俺たちは檻の外に出て獲物を狩ることができる狼であるべきだ。
狼は生きろ。
豚は死ね。
資本主義の基本である。