会社が嫌なら辞めていい

俺たちはいつだって自由になる権利があるんだ

会社はチャレンジできる新人なんて求めていない


採用活動ではどの会社も

「新しい風を吹かせてくれる者を求める!」

とか、

「チャレンジ精神が旺盛な若者がほしい」

とか、とにかく前向きで、成長意欲が強く、変化を受け入れる柔軟性を持った新人を求めるようなことを言います。


それで、


会社に入ったらたくさんチャレンジできるんだろうな


毎日エキサイティングな日々を過ごすんだろうな


なんて考えて入社すると、ほとんどの人がガッカリします。


こいつら、毎日毎日同じことの繰り返しで、全然エキサイティングじゃねぇじゃんって。

ダラダラとつまらない会議で時間を潰し、

変化しない言い訳を並べ、

くだらない人間がくだらないことにイチャモンをつける。


そんなしょうもない光景にある種のカルチャーショックを受けることでしょう。

なんてところに来てしまったんだ...と。


疑問を抱きながら日々を過ごしているうちに、だんだんと会社に染まり、

おかしなことをおかしいと思わなくなった時点で、社畜の完成です。


いつの間にかチャレンジする気持ちを失い、市場が見えなくなって、


会社に用意された「チャレンジもどき」の何かをこなしながら生きていくことになります。

この「会社に用意されたチャレンジもどき」も曲者で、

会社の中で、会社の文化に生きている限り、


「チャレンジした気分」


になれてしまうんですね。

実際のところは何も大したチャレンジなんてせずに、用意されたものをこなしているだけなのに。



それで、


「会社員はチャレンジする人を求めているのか」


については、明確にNOと言えます。


会社が求めているのは

秩序に従って、

目の前にある仕事を従順にこなし、

上司の理不尽な要求にも文句を言わず、

どんなにつまらない業務でも期日通りにこなしてくれる「従順な部下」なのです。


独創的に何かをやれ、なんて口では言っても誰も求めていないし、

独創性を評価することも、許可することもできないのが今の日本の大企業の実態です。


決裁権を握っているジジイは全く勉強もしないので、

「自分たちがやってきたこと」

でしか物事を判断できません。


新聞で聞きかじったレベルの知識、

部下に報告された程度の知識で物事を判断します。


自分で手を動かして、技術を修得し、技術的な素養に基づいて判断できる人はほとんどいないし、

自分で市場を調べて、自分の頭で考えて、新しいことを仕掛けようとする人もいません。


今あるものでどうやって生き延びるかばかりを考えて日々生きています。

そして、新しいことは否定して生きています。


なぜかというと、新しいことをやると面倒だからです。

自分がわからないものを認めることができないからです。


僕は日本企業のチャレンジ精神のなさの原因は半分は、

サラリーマンの不勉強にあると思っています。


会社のおっさん、マジで全然勉強しないから。

ダラダラと日々を過ごして、目の前の仕事をルーティンで回してるだけ。

10年会社にいても全く成長していない。


10000時間訓練を積んだら一流になれる、ってよく言われるけど、

なんでもない普通の主婦が一流のシェフにはなれないように、

タクシードライバーがF1に出て活躍できないように、


なんとなくダラダラ過ごしても全く一流になんてなれないんだよ。

そして、会社員の99%が一流どころかゴミみたいな奴ばかりなのは、

何も考えずに日々を過ごしているからなんだよ。


なのに、そうやってどうしようもない日々を過ごしていることにも気付かず、

昔からの資産の上で慢心して、ドヤ顔してる。


そんな奴らに未来なんてあるわけないじゃんね。