会社が嫌なら辞めていい

俺たちはいつだって自由になる権利があるんだ

会社を辞めるまでの戦略を「今、所属している会社」のパターン別に考える

 

 

ツイッターやブログを見ていると、それぞれの人がそれぞれの立場で

「好きなことをやれ!」

「嫌な仕事をずっと続ける必要なんてない!」

と説いている姿を見かける。


そんなことを言われても急に行動できない人がほとんどなのは、発言者が「強者の立場」から発信しているからだ。


我々は皆が強者なわけではない。

社会的な地位が高い人もいれば低い人もいるし、能力が高い人もいれば、低い人もいる。


世の中には色んな人がいるけれど、僕の基本スタンスは


「正しく根性を使っていけば、会社員を卒業するという目標は必ず達成できる」


というものである。


会社員には複数のパターンがある。

 

  • 給料
  • 残業量
  • 市場価値
  • 評価が会社に貯まるか自分に貯まるか


の観点から、今の自分の立ち位置を把握し、適した戦略を遂行しなければならない。


それが「根性を正しく使う」ということである。

全部の組み合わせを書ききると量が多くなるので、主だった部分を書いていきたい。

 


さっさと帰って副業パターン

  • 給料が高く、残業量が少ない
  • 給料が高いが、会社で働いても市場価値が高まらない
  • 給料が高いが、評価が自分に貯まらない


最近の働き方改革の影響を受けた日系大企業の典型的なパターンである。

給料はそこそこよく、基本的には年功序列でクビになるリスクは低いが、仕事がつまらなく、定型的で、社内でしか通用しない汎用性のないスキルばかり身に付けてしまうという。

中の人は安定志向で、転職を考えている人は少ない。


でも30歳を過ぎると優秀な人から転職し始めて、最近ちょっと焦ってる...なんて人もいるのではないだろうか。


大企業は元々の商品の基盤があり、お金が回るビジネスモデルは既に出来上がっていることが多い。

顧客もたくさんいるだろう。


なので、社員の質にかかわらずある程度の収益は上げられるし、基本給は高くなる。


中の人はたいした能力がなくても自分が優秀だと勘違いして、偉そうにしている奴がたくさんいると思う。


まぁ、大企業は新しいことをしなくても収益が上がるという点で組織としては素晴らしいのだが、中にいる個人には経験が貯まらない。


社内でしか通用しない不思議スキルばかりが身に付いて、転職すると給料が下がってしまう、なんて人は多いだろう。


そういう自分に不安を感じている人の基本戦略は、

 

「さっさと帰って副業して自分の商売基盤を作る」


である。


会社の給料をベーシックインカムにして、自分の商品作りに全力を尽くすこと。


月々の収入が30万円を超えるくらいが会社卒業の目安となるはずだ。

 

給料が安く、残業が多い

典型的なブラック企業である。

そういう会社はすぐに辞めないと、いつまでも奴隷のように働かされる。

やりがいを搾取されてはいけない。

即刻やめること。


給料はそこそこ、残業があるけど市場価値も高まる

ベンチャー企業に多い。

このパターンの会社の場合は、ひたすら働きまくって能力を高めていくのがいいと思う。

大企業とは真逆の戦略だ。


身を粉にして働いて、能力を高め、市場価値を上げればいつでも好きなところに転職できるようになる。


「いつでもどこでも転職できる」


というのは、自由の第一歩だと思う。

嫌な会社だったらさっさと辞めればいいし、給料も転職するたびに上げていける。


もちろん将来的に楽をするためには並行して自分自身の労働力以外でお金を稼ぐ必要もあるが、市場価値が高まっていく場合は


「本業が起業につながる」


パターンが王道だと思う。

ベンチャー企業に入って、実力をつけて独立する人はこのパターンが多い。

 

仕事の成果が自分に貯まる

エクストリームサラリーマンがこのパターン。

幻冬舎の箕輪厚介さんやZOZOの田端信太郎さんがわかりやすい。


会社をうまく利用して、会社で利益を上げつつ成果は自分の名前に溜まっていくように仕事をしている。

こういう人は、そのまま会社に残って個人のブランドを高めていくのがいい。


すると自然に出版だったりサロンだったり、自然とお金が集まる機会が訪れてくるだろう。

 

このブログは著者自身が大企業で悶々と働いていたバックグラウンドから、


「会社で働きながら自分自身の自由を掴んで独立する方法」


をテーマとしたい。